岐阜県瑞浪市にある中山道細久手宿は、大湫宿と同様に国道や鉄道から切り離された宿場です。
宿内の町並みは、大湫宿からの下り坂になった街道に沿って上町・中町・下町があり、ゆるくカーブしています。
高札場は上町入り口の庚申堂前に、本陣・問屋場は中町に、脇本陣は下町にあり、中山道に沿った東西に細長い町並みです。
本陣だった大黒屋は今も旅館として営業しています。ほかに古い建物はあまりありませんが、家々の境は石積みで区画整地され宿場開設当時の様子が残っています。
大黒屋鴨之巣一里塚
一里塚が、大湫宿から細久手宿の間に「八瀬沢の一里塚」「奥之田の一里塚」の2か所、細久手宿から御嵩宿の間に「鴨之巣一里塚」「謡坂十本木の一里塚」の2か所残っています。
道中には人の歩くペースに合わせて、休憩する立場や水場、馬頭観音がおかれ、実感できる区間です。
交通が不便で、細久手宿からバスで最寄りの瑞浪駅まで出るにも本数が少なく、時間も1時間弱かかるため、歩き疲れても最後まで頑張るしかありません。
大湫宿から細久手宿を通り御嵩へ
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