長野県南木曽町にあるJR南木曽駅から中山道妻籠宿までの道のりは、中山道で一番好きなコースだ。
山の中の道だが、アップダウンがきついわけでもなく、親子連れでも歩くことができる、眺めがよく変化のあるの2時間弱の道中だ。
バスを利用せずにぜひ歩いていただきたい。
コロナ流行以前の南木曽駅前は、バスに乗る外国人観光客でにぎわっていた南木曽駅も今は静か。
駅を出発して線路を越えると蒸気機関車「D51」を展示したSL公園があり、木曽川と南木曽の町が展望できる。
街道筋にある民家の庭には季節の花が咲き、一里塚や石碑が残っている。特に花桃が咲く季節は素晴らしい。
車が通行できないところが多いので、安心してのんびりと歩いているうちに、中山道妻籠宿入り口の橋が見えてくる。
南木曽駅の南側にある、SL公園からみた南木曽の町
街道沿いの民家の立派な庭
道中の景観
妻籠宿
長野県南木曽町にある妻籠宿は、古い町並みを保存した宿場町で、住民の「売らない、貸さない、壊さない」活動が実を結び、全国で最初に国の重要伝統的建造物群保存選定された。
国道がここから大きく外れたため、江戸時代そのままの街並みが現存している。
奈良井のような立派な家は少なく、山間の宿場はこうだったと実感できる趣のある宿場で、日本の文化や歴史に触れたい西洋系の外国人に大人気なのがよくわかる。
コロナ流行前は、南木曽駅からのバスは外国人ばかりだった。
枡形が残る町並みのほとんどが古い建物で、民宿やお土産店になっているのは江戸時代の宿場と同じ、常夜燈や水場も宿場の面影を偲ばせている。高札場が復元され、江戸時代の民家の内部を見学することもできる。
木曽観光連盟 HP
妻籠宿公式サイト HP
南木曽町博物館 HP
コメント