あまり観光地のイメージがない山形県のなかで、蔵王山と並んで有名な山寺に行ってきました。
山寺は、正しくは宝珠山立石寺といい、貞観2年(860)清和天皇の勅願のよって慈覚大師が開いた、天台宗の寺院。JRの山寺駅から徒歩圏内、山形空港から車で1時間以内で行くことができ、門前町にはお土産屋や蕎麦屋が並び賑わいを見せています。
参道入り口
国指定重要文化財の根本中道
5月17日に山寺山王祭がおこなわれる日枝神社
姥堂
ここから下は地獄、ここから上が極楽という浄土口で、一つ一つの石段を登ることによって、欲望や汚れを消滅させ、明るく正しい人間になろうというもの。
百畳岩
開山・慈覚大師の足跡をふんで私たちの先祖も子孫も登るところから、親子道とも子孫道ともいわれる。
眺めが有名な「奥の院」までの道中は、山の斜面にある岩を削ってた作られた洞や仏像がたくさんあり、思ったほどつらくはありません。
弥陀洞
ながい歳月の雨風が直立した岩をけずり、阿弥陀如来の姿をつくり出した。約4.8メートルの姿から丈六の阿弥陀ともいい、仏のお姿に見ることができる人には、幸福がおとずれるといいます。
4か所にある支院の一つ 奥の院
奥の院の近くに郵便ポストがありました。郵便局の方が登ってこられたのでお聞きしたら、毎日通っておられるそうです。お疲れ様!
開山堂と五大堂
立石寺を開いた慈覚大師のお堂で、大師の木造の尊像が安置されており、朝夕、食飯と香を供えています。左側の赤い建物は写経を納める納経堂で、山内で最も古い建物です。
開山堂の上にある五大堂からの景色。一般観光客にとっては、もっとも有名なところです。
2時間あれば参拝できるので、午前中に訪問し、ふもとの蕎麦屋で昼食はいかがでしょうか。とてもおいしかったです。
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