太田宿・鵜沼宿・加納宿・河渡宿ガイド|ツナッチの「中山道」を行く

岐阜県

中山道 美濃(岐阜)

今回は、太田宿・鵜沼宿・加納宿・河渡宿と4つの宿場町を動画を交えて紹介します。

太田宿(おおた)|岐阜県美濃加茂市

伏見宿から7.9キロ 鵜沼宿へ7.8キロ
人口505人 家数108軒 本陣1 脇本陣1 旅籠20

岐阜県美濃加茂市にある中山道太田宿は尾張藩太田代官所や川並番所が設置された宿場で、木曽川筋の軍事・政治・経済の中枢として落合宿から鵜沼宿まで統括していた。
街並みは宿場町の様子をよく残しており、現存する脇本陣は一部を除いて無料公開している。
また、太田宿中山道会館は、食事やお土産店、わかりやすく太田宿の街並みを再現した展示室があり、ぜひ訪れてほしい。

・太田の渡し場跡
・旅籠旧小松屋
・本陣門
・脇本陣林家住宅
・太田宿中山道会館 HP

太田宿

太田宿

太田宿

太田宿

太田宿から岐阜県各務ヶ原市にある中山道鵜沼宿までの前半は国道21号沿いになるが、
交通量が多く大型トラックが爆走するので、木曽川右岸に作られた遊歩道を歩いてほしい。
木曽川と鳩吹山の景色がすばらしくロマンチック街道と呼ばれている。遊歩道が終わったらやむを得ず国道を歩くことになる。
急な山の頂上に展望台が見えわからなかった跡である。坂祝町を過ぎ各務原市に入るとすぐ、高山本線を歩行者用の小さなトンネルでくぐり山道を鵜沼宿に向かうのが中山道だが、2回行ってもわからなかった。
この先の「うとう峠」へは鵜沼側から行ったので写真でご覧いただきたい。「うとう峠」は「うぬまの森」として石畳で整備された公園でセンターハウスがある。あとは、団地の縁沿に下り坂を行くと鵜沼宿へに着く。

太田宿

太田宿

鵜沼宿 (うぬま) (岐阜県各務原市)

太田宿から7.8キロ 加納宿へ16.8キロ
人口246人 家数68軒 本陣1 脇本陣1 旅籠25

以前行った時と街並みが全く変わっていて驚いた。
電線地中化と道路の再舗装、脇本陣の復元など、地位の皆さんの街並み復元・保存活動に対する意気込みが伝わってくる。旧武藤家住宅は無料で開放しており見学ができる。

・赤坂の地蔵堂
・中山道鵜沼宿町家館 HP
・復元脇本陣
・馬頭観音

鵜沼宿

鵜沼宿

鵜沼宿から岐阜県岐阜市の中山道加納宿の間は全くと言ってよいほど当時の面影がない。中山道は各務原市の中心部で、通行車両が多い国道21号に重なっているうえ距離が長く、「鵜沼宿」駅から「茶所」駅まで名鉄電車の利用をお勧めする。

加納宿 (かのう) (岐阜県岐阜市)

鵜沼宿から16.8キロ 河渡宿へ5.9キロ
人口2728人 家数805軒 本陣1 脇本陣1 旅籠35

加納宿は中山道では数少ない城下町である。といっても岐阜城は1601年に廃城となっており、代わりに築城された加納城の城下町である。岐阜城下の川原町には、みごとに古い街並みが残り、観光客でにぎわっているが、加納宿には江戸時代の名残はないが、随所に道標や碑があり往時をしのぶことができる。

・本陣跡
・脇本陣跡
・高札場跡
・加納城跡
・西番所跡

加納宿

加納宿

加納宿

加納宿から鏡島地区までは町中を抜ける細い車道だ。街道の名残はないが、鏡島弘法(乙津寺)まで行くと、参拝客を案内するのぼり旗と古い建物が目に付くようになる。長良川の鏡島湊で栄えた集落だ。今でも近くに「小紅の渡し」があり、合図を送ると対岸の船頭さんが小舟で迎えに来てくれる。河渡橋を渡れば河渡宿だ。

河渡宿 (ごうど)(岐阜市)

加納宿から5.9キロ 美江寺宿へ4.7キロ
人口272人 家数64軒 本陣1 脇本陣0 旅籠24

河渡宿は長良川の渡しでにぎわった宿場だが、第2次世界大戦の空襲や長良川の河川敷改修によって面影は全くない。

加納宿

加納宿

河渡宿から美江寺へは距離は短いが交通量の多い細い道である。しかし、途中には本田地蔵堂(延命地蔵)、本田代官所跡、本田高札場跡や昔の建物が残っており、車に気を付けて見学したい。

加納宿

動画で楽しむ太田宿・鵜沼宿・加納宿・河渡宿

中山道 太田宿 鵜沼宿 加納宿 河渡宿

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