本丸御殿が残る名城 高知城

高知県

高知城は、日本で唯一本丸の建築群がすべて現存する名城で、天守閣と石垣のみが残っている現存天守が多い中で、愛媛県の松山城と並び私の大好きな名城です。
豊臣秀吉の家臣で、関ヶ原の合戦以降は徳川家康以降に仕えた山内一豊(良妻賢母としての妻の方が有名?)により築城されました。
1727年に一度火事により焼失しましたが、すぐに20年以上の歳月をかけて再建されています。

本丸御殿を始め、本丸の建築群がすべて現存し、江戸時代の姿を現代に伝える貴重なお城で、しかも高知駅から徒歩でも15分くらいで行くことができ、城下には、300年以上の歴史を持つ日曜市が開かれ、300軒ほどのお店が並びます。

みどころ
追手門
枡形になった石垣の上に渡櫓を設けた櫓門で、挾間から攻撃したり、2階から石落としや槍で突いて敵を攻撃するようになっている

工夫された石段
追手門をくぐると石段があるが、守りやすいように登りにくく下りやすい工夫がされている
雨の多い土地柄のため、崩れにくい野面積みになっている

石樋
雨の多い気候から石垣や建物を守るため、石垣から飛び出した石の樋で排水していた

鉄門・詰門
敵を三の丸、二の丸、本丸、詰門に囲まれた位置に誘導し、集中攻撃するようになっている。また、詰門は二の丸と本丸をつなぐ役目を果たしており、2階は家老などの詰め所、隠し銃眼がある。

本丸御殿
現存12天守で本丸御殿が唯一残り、書院や正殿など見学することができる

天守閣
外観は4重、内部は3層6階、高さ18.5メートルで、望楼を有する天守。望楼からは高知市内を望むことができる。(再建された静岡県掛川城のモデルになった)

 

 

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