中山道木曽福島宿から上松宿を行く 木曽福島宿

長野県

長野県木曽町にある中山道木曽福島宿は、戦国時代は木曽氏の城下町、江戸時代は尾張藩木曽代官山村氏の陣屋が置かれた木曽地方の政治の中心地であった。
木曽川右岸には家臣が、左岸には庶民が暮らし、街道は谷が最も狭まった場所に関所を設けて、旅人(特に女性)や鉄砲、木曽木材(小枝も含む)の移動を厳しく取り締まっていた。
大火で町の中心地は燃えてしまったが、上之段の一角は時代が戻ったかのような街並みが残る。
木曽福島駅は御岳山登山や開田高原の観光客が降りる駅だが、町自体を見学する人は少ない。

・木曽福島郷土館 HP
・木曽郷土館 HP
・福島関所資料館 HP
・山村代官屋敷 HP

木曽福島宿から上松宿まで、中山道は国道19号に重なっていたが、今はバイパスができて車が減り歩きやすくなっている。「木曽の梯、太田の渡し、碓氷峠」が中山道の三大難所。「木曽の梯」は、芭蕉が「梯や 命をからむ 蔦かずら」と詠んだほどの難所だった。梯の上に中山道が通るので対岸からしか見えないが、木曽川に架かる「かけはし」橋を渡り対岸から見ると、厳しい断崖に道が作られた様子がよくわかる。


木曽の梯(かけはし)

 

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